2007年の映画・音楽ベスト

『デジャヴ』(トニー・スコット)−その活劇に
サッドヴァケイション』(青山真治)−青山真治が言わせた台詞に
デス・プルーフ』(クエンティン・タランティーノ)−僕を狂わせた映画に
夜顔』(マノエル・デ・オリヴェイラ)−その記憶と思い出に
『石の微笑』(クロード・シャブロル)−ローラ・スメットに
今宵、フィッツジェラルド劇場で』(ロバート・アルトマン)−歌い続ける2人に
『恋人たちの失われた革命』(フィリップ・ガレル)−映画という人生に
『街のあかり』(アキ・カウリスマキ)−流された涙に
『結婚演出家』(マルコ・ベロッキオ)−その緊張感に
『ラブソングができるまで』(マーク・ローレンス)−そのワクワク感に

ただし単に僕自身の怠惰さ故、『長江哀歌』などジャ・ジャンクー作品など多くの作品を、仕方ない理由により『コロッサル・ユース』などを見逃していることを添えておく。多くの人が書いているにもかかわらず同じようなベスト10をここで作ったのは、ひととおり見回した結果どこのベスト10にも『ラブソングができるまで』が入っていなかったということのみによる。


音楽についてであるが、2007年はこれまでよりも特に多くの音源を買った年となった。そのためどれが2007年に出たかいちいち探すのも大変なので、年代を無視して特に僕が愛聴していた曲について記す。



まずは一昨年(あるいはそれ以前)から2007年も相変わらず聴き続けた曲をいくつか
Cat Power-Good Woman/Fishmans-あの娘が眠ってる/さかな-19/Gangway-Going Away/Talking Heads-Wild Wild Life
映画の影響の大きさ故、iPod再生回数のトップとなったのは
The Kinks-This Time Tomorrow
同じく映画から
The Beach Boys-Don't Worry Baby/Hugh Grant(Pop!)-Pop!Goes My Heart/Hugh Grant & Haley Bennett-Way Back Into Love/Johnny Thunders-Sad Vacation
往年の彼らに敬意を表して
Bob Dylan-I Want You/The Band-The Weight/The Beatles-Being For The Benefit Of Mr.Kite!
友だちのiTunesをコピーしてもらった際に何度も聴いた曲ならば
Rilo Kiley-The Money Maker/America-Always Love/Judee Sill-That's The Spirit/The Innocence Mission-Happy Birthday
そこから火がついたパンクリバイバル
The Clash-Lost in the Supermarket/Ramones-Rock and Roll Radio
それ以前ならば
Au Revoir Simone-Sad Song/Q And Not You-So Many Animal Calls/The Slits-I Heard It Through The Grapevine
2007はガールズポップが熱かった、となればもちろん
The Pipettes-Pull Shapes/Lucky Soul-Add Your Light To Mine, Baby
日本が誇るガールズパーティーソングとして
HALCALI-It's Party Time
パーティーと言えば誕生日会を思い出す
スチャダラパー-サマージャム'95
他にもパーティーソングにはまった1年だった
!!!-All My Heroes Are Weirdos
2007年の新譜で最も聞いたのはこのどちらかだろうか
GAGLE-千年愛/Feist-1,2,3,4
2007年買えて最も嬉しかったアルバムから
The Slip-Munf
勿論彼のことを忘れたわけではない
曽我部恵一-土曜の夜に/サニーデイ・サービス-WILD WILD PARTY
最後に同居人の影響から12月異常に聴いた曲を
BOAT-KILL/KILL(I WANNA QUILL YOU,WHAT YOU WANT)/YUKI-JOY(takagi masakatsu "rama" remix)/Why-Gemini(Birthday Song)


といった曲を聴いてきたがるぼる君の2007年です。
それでは今年もよろしくお願いします。