インポテンツ・プロジェクション

一月二日(水)-原宿にセールを見に行く。WAREHOUSEの福袋を買ったら中にチノパンが入っててあとはどうしようもなかったのだけど、僕はチノとかふだんはかなくて基本ジーンズだからでもそろそろチノとかに挑戦してみたいし、すごくいい機会だからウェアハウスに感謝した。キャットストリートでカレー食べてアップステアーズでジージャン買った。外人の店長は多分ゲイで僕のことが好きみたいでなんかいろいろと気にかけてくれすぎて嬉し困った。「あなた煙草吸わないよね?」とか聞かれてせっかくよくしてくれるのにイメージ壊すのもやだったけどはあとか答えてたらライターくれたので喜んだ。あとビームス+でチェスウィックの超かわいいトレーナー買ったので僕の今年のセールはあとジーンズを買えば満喫に値する。銀座行ってスタバで今更インデヴィジュアル・プロジェクション読み直して、『夜顔』と『我が幼少時代のポレロ』見て『夜顔』は100回目の鑑賞。んなわけねえだろ!だけど夜顔はちょーすばらしい最高な映画なのであと98回くらいは見て100回見たい。
一月三日(木)-夜顔』のことしか考えられない。から友だちのうち行って『ゴダールの決別』を見る。映画鑑賞を日課にしようと決める。手帳に「最初の被造物が時間の流れをはじめて意識したとき笑うことを覚えた」と「独りでは生きていける。耐えられないのは他人が不条理な運命にさらされているのを見ることだ」と書かれているからメモをしたのだろう。そんな記憶がある。
一月四日(金)-ないしょ
一月五日(土)-ブックオフでCD1枚500円引きというわけわからんセールをしていたので13枚くらい買う。あと漫画を2冊買ったら残金が400円になったので、文庫本を10冊くらい買いたかったのだが諦めた。けど諦めきれず2300円にカードを使った。多分ブックオフの店員に同情された。だが同情をするのは僕の方だ。同居人が作るごはんはアホみたいにおいしいので、家に帰りたくなってしまうのでシネセゾン行こうと思ったけど家に帰っておいしいごはんを食べた。おいしいごはんが作れる人と結婚したら浮気しない、とか本当にそうだと思う。家に帰りたくなっちゃうもの。恒例にしたい映画鑑賞はクローネンバーグの『ビデオドローム』見たらあまり期待してなかったけどおもしろくて僕の頭はおかしくなりそうだ。阿部和重とクローネンバーグのせいだ。意識の分裂だ。そのあと『ソウ2』見た。こちらは期待してたのだけど全然面白くなかった。からずっと『夜顔』のことばかり考えていた。1点をつける。ははは、何これ超こわくねーシャワー浴びに行けるぜと見栄をはった。その夜はシャワーを浴びなかったこわいもの。このペースで行けば年365本映画見れるねと喜んだ。
一月六日(日)-高校の友だちと会ってビリヤードしてミスドで閉店まで話し続ける。彼にはいつも驚かされてばかりだ。今日もとびっきり驚かされた。彼は店長になっていた。実家に帰って鶏肉のトマトソース煮を作ったらおいしい。映画見る。長電話すると僕はこの電話相手のことをわりと凄い人だと驚く。
一月七日(月)-起きたら悲惨な時間だったのでほんとは店長の店のぞきにいこうと思ってたけど諦めとりあえずシリアからパリ行きの航空券を買った。パリのことを夢想しながら新宿に出て友だち7人で飲んだ。ここにきてみんなの恋が様々な結論を迎えていてうらやましかった。それにしても僕には『夜顔』と古川日出夫の『アラビアの夜の種族』とオノ・ナツメのマンガとたくさんの音楽だけあれば生きていけると思ったけどそんなはずはないと思い直した。友だちとおいしいごはんが必要だ。
明日から鳥取にいってきます。


感想-概ね問題なし。オノ・ナツメのマンガはマンガを変えるだろう。私も1日に1回はLA QUINTA CAMERAを読む。ただしすぐ映画に逃げるのは良くない。G