モテ期

がきている気がするけど気のせいか。かといって具体的に告られたとかそんなのは全然ないのだけど、ふとそんな気がした。だが僕に与えられた使命はパトちゃんを待つことだけなのだからモテ期とか関係ない。固有名詞を積極的に今日は使っていこうと決めた。いま決めた。
ところで僕はケイちゃんの呪縛にかかっているので、最近は女の子と出会うたびにケイちゃんを想起させるなにがしか、という感じでこれはよくないのだけどまあケイちゃんはどう考えたって世界一かわいいのだか僕が鳥取から家に帰ればケイちゃんが「だいちくんおかえりー」と出迎えてくれる何この幸福感!なぜならその夜はホームパーティーだったのでケイちゃんがまず来ててムラタくんが来てハンゾウさんもやってきた。ムラタくんとハンゾウさんは初めて会ったのだけどどちらも超おもしろい人たちで、特にムラタくんはどれだけ頭が切れるのかというくらい芸術的にボケ続けるので僕はつかれてしまったくらいだ。しかしムラタくんは僕のもうひとりのミューズであるケイちゃん(酒井景都のほう)と仲が良かったらしく、というか3コ下とかなのに酒井景都をケイトと呼び捨てにしちゃうような関係だったというから僕は妬いた。超うらやましい。だから僕はケイちゃんに、やーあなたも景都さんもとにかくケイちゃんってのはやっぱり世界一かわいいのだろうね、と言ってみた。彼女は僕に突然炎のごとく愛してると言うものだから笑いが止まらない。シュポシュッポシュポーとやる。家賃を滞納しているので原付酒気帯び運転でワインやリッツやパリジャンを買い出しにいった。帰ってくれば同居人が合唱みたいよねとyoutubeで合唱を検索しだしてみんなで巡る巡る風ーとか大地サンショウとかを合唱すればケイちゃんは中学のときパートリーダーだったのでみんなにアルトがんばれーと声援を送るので僕は頑張った。ただそのあと同居人がこの映像に関連する映像みたいなやつのとこからふと開いた映像は見てはいけないものだったので一気に場の雰囲気が暗くなった。ムラタがおもしろいことを言うけども一瞬で場の空気は暗くなった。私たち6人はこのとき歴史の目撃者となったのだ。
みんなで人はなぜ生きるのか、とか僕らには覚悟が足りないよね、とかそんなはなしになってしまっているところでタマムラとモックンがやってきたのでやあと思いまたワイワイ楽しく話した。友だちが童貞を捨てた話は5分で本来終わるところムラタとハンゾウさんがボケまくるせいで1時間に及ぶ長期戦となるし、ふと気付くと朝7時くらいまで話しててそこから慰謝料と性病の経験談となり僕には想像の出来ない世界だったので非常に社会勉強になる。結局眠りについたのは8時半で12時半には起きたので眠い。泥のように眠りたい、とはこうしてブログを紡いでいる2日後の僕もまったく同じである。起きたらタマムラとモックンとウイイレやって彼らは帰ってというかみんな帰って同居人はバイトと学校に行ったので僕は後かたづけしているとバイトから帰ってきたのでまたもやおいしいごはんを食べてほっぺが落ちた。同居人と結婚できる人はほんと幸せだと思う。
今日はクラブ行く日なのでそこから原付2ケツでブーンとスタバ行ってアイポンさんいないので悲しんでしょーくんと会いたいよねということで呼ぶために電話したものの彼はどうやら財布と相談だとか言ってて相談結果はダメでそれはなぜならユウゾウさんからしょーくんに「映画の話したい」と連絡が来たらしく、私たちが映画の話をしたい人たちのところにお邪魔なんてできないよねと落ち込んで諦めて下北行った。フリークアフェアはじめて行ったのだけど入るとわりと楽しくて何かかってたか全然知らない曲ばかりなんだけどいま何流してますよーと教えてくれるためにジャケがスクリーンに映し出されてて随分親切というかこれはある種の啓蒙だよねと友だちは言ってたようなちょっと違うような。「いまからワイン飲み放題ですよー」とDJの方が言うもので僕は調子乗って15分で3杯くらい飲んだら泥酔してしまいふらふらするので友だちと王将でまじめな話をした。してしまった。クラブに来たのにフロアにいる時間(40分)より王将にいる時間の方が2倍くらい長くて落ち込んだから、ちょっと戻してすっきりしてまたクラブ入ったけど友だちどっか行ってしまったので探しに外でたら階段のとこで寝てて、僕はコンビニにお酒買いにいくことにして友だちのとこ戻ってきたら、ピペッツの音が漏れててわピペッツ!と興奮して喜んでしまってそこにいたフジノさんとイケメンと仲良くなった。フジノさんはケイちゃんに似ててかわいすぎる。そしたらナオコさんと吐いてる人も来て吐いてる人は階段で倒れ込み僕はフジノさんと友だちはナオコさんと話す形をとったのだけど、あスリッツ好きなんですか僕はスリップのが好きですかねとか音楽の話他ぼくはおもしろい人間なのでおもしろい話をした。ところで最近会った人の話によると僕は自分が思っているほど面白い話ができるような人間ではないらしい。んなわけねえだろ!と心の中では思っていたがここは逆らわないでおこう円滑な人間関係のために。
それでクラブ終わってバイバーイして外出たら友だちがあれ?と言うのでえどーしたのとそっちを振り返るとCITY COUNTRY CITYの前にタマムラが座っててあらあらこんな時間にこんな場所でなんて偶然と驚いた。CCCのお客さんの集合写真に僕らも紛れ込む。タマムラの携帯を探したらワクワクしてケーヤんちに寝に行ったつもりが意外と、というか完全に想定内だけどいろいろ話してしまいあまり眠れず、彼は『カメラを持った男』に行くのを諦めたが僕は意志が強いので、尊敬している樋口さんが選んだ映画を見に渋谷に出る。ところで僕が尊敬している人物は樋口さんとそかべさんと三宅唱くんなんだけどそれはまあおいといてスタバ行ってセゾンについたらスミノくんが煙草吸っててお前おせーよ鬼太鼓座超すげーと興奮している。『ウィルコフィルム』見た。文字通りWilcoのドキュメンタリーなんだけど、わりと前半は安易な、というか不用意なというか何も考えてないでしょうそのショットはーとげんなりしてこれは嫌なはじまりだなーと鬱々見ていたのだけど、そうすればジェイが出てきてジェフがもうひとりの主人公みたいな感じで名前がごちゃごちゃしてわけわからなくなりそのうちジェイとジェフが喧嘩してジェイが脱退してえ?誰?誰が脱退したの?と僕は焦る。しかしさすがは樋口さんが選んだ映画なのでジェイとジェフの区別がついた頃には、どうやらもう良すぎて良すぎてしまって、ジェフが「僕はジェイが脱退してくれて嬉しいね」と吐くところで僕はあなたどうしてかつての友だちにそんなこと言えるのとすっかり思い、でもジェイはむかつくやつなので、と思ってたらそのあとジェイのソロライブの映像が流れそれは案の定超いいのでジェイー!と感極まる。それにしても後半のジェフと子どものやり取りはなんだあれ!といったくらいよくて、「何のリズムだい?」「パパの曲だよ」「パパの?ああ○○?」ノーと、言うノン!の部分がただひたすらはんぱなくて僕は号泣した。『パリ、テキサス』とか超好きだった映画なのだけどパパと子どもが車乗っててT字路で「左だよ」というあの子どもくらい良くて号泣すれば、上映終わったあとスミノくんに大地くんこことここで泣いてたでしょう人少ないからわかるんだよねと当てられ恥ずかしい思いをする。
つぎは『MOOG』だけどその前に樋口さんと湯浅さんのトークあって、僕は樋口さんのトークははらはらして見ていられないというか心配すぎるのでまともに見れる気はしないのだけど、John Faheyの話とかおもしろく聞いた。『MOOG』もおもしろく見た。それにしても東京のシーンはさすがにダサいと思うのだが。そこでマイマイと会って彼女は最近結婚したのでおめでとーと言って話してたらしょーくんとも会ってデートと疑われたアホすぎる。それにても人妻かーというか友だち人妻になるのかーと言うのはわりとへえと言うかちょっと感慨深くてそれにしても彼女は前よりもずいぶんとかわいくなっていたので早く結婚したいにゃあー。それでさいごは『ビーヒアトゥラブミー』なのだけどこれはタウンズ・ヴァン・サントというガス・ヴァン・サントのお父さんのドキュメンタリなんだけどタイトルだけでもどう考えてもおもしろいでしょとなるし樋口さんも冒頭から、と言っててああこれハードル上がるなあと思うけどもまさに冒頭音が流れ始めカメラが移動し始めた瞬間からああこれはスクリーンで見る映画だ、と樋口さんの思うままに僕の感情はやられてしまうわけだし、そのあともわりとずっと感動して見るのだけど、あのタウンズの最初の奥さんが再婚相手との新婚旅行から帰ってきた日、深夜二時、タウンズからかかってきた電話、の話をしているシーンなんてもはやえーなにこれえーとしか思えなくなるわけだしサドバケのおりたいとこにおればええんよというセリフを聞いたときと同じ感動を覚える。ここは樋口さんがまたレイトでやると言ってるので是非みんなに見に行って欲しいし、見に行って欲しいとしか思わない。
そのあとスミノくんとユウゾウさんとユニオン行ってタウンズやガイ・クラークを買ったのは言うまでもない。しょーくんとユウゾウさんとおしゃれカフェでおしゃれな店員さんに惚れる。そんな日々だ。人と会いすぎた2日間だっちゃ。ねみー。

あったぜ。最強。